「夢を、少しの間、みさせてもらえないでしょうか。」

こんにちは。きよみです。今回は140字におさまらなかったツイートみたいなブログです。(?)

 

 

去る2020年8月28日、無観客で開催・配信されたMeseMoa.全国ツアーGALAXY.5 FINALにて、MeseMoa.の2021年4月29日幕張メッセでの公演決定が発表されましたね。

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発表後、白服さんから、昨今の状況を踏まえたご挨拶がありました。

絶対にできるとは言えないし、強行突破するつもりもない、でもこのチャンスを逃したら、次にできるのがいつになるかわからない。

開催できなかった場合の金銭的なリスクもあるけれど、前に進む選択をした。

かいつまんで言えばそういったお話でした。

そして白服さんは、幕張メッセ公演をわずかな希望としつつ、

「夢を、少しの間、みさせてもらえないでしょうか。」とおっしゃいました。

 

その言葉にどきっとしたので、ブログを書いています。

 

 

高3の冬、センター試験を終えて、さて国公立の出願、という時期のきよみの話です。

(※高校生の私の世界の感覚で書きますので、感覚が違うなと思われる方もいらっしゃると思います、高校生を見ていると思ってゆるしていただけるとありがたいです。)

関西在住なので関関同立を滑り止め兼練習にして、国公立前期はちょっと厳しいけどここに挑戦するとして、問題は後期だなあ、と悩んでいました。

 

高校生の私は、大学で勉強してみたいと思っていることがありました。

それが仕事になるのかはよくわからないけど、知りたい、学びたいという気持ちがある分野というか。

で、学ぶならこういう大学がいい、この大学のこの学部学科がいいな、行けるかどうかは微妙だけど、みたいなのがあって。

一方で、その勉強はできないけど、十中八九合格するであろう地元の大学(A大学としましょう)に進学して、確実に教員免許をとって、地元で先生やって、っていうのも幸せだよな、みたいなのもあって。

なんとなく現実的なのはA大学だよなあってずっと思いながら受験期を過ごしていたし、実際後期はA大学に出願しようとしていました。

ですが、センター試験の結果を見た親が、これだけ点が取れているのに A大学はレベルを下げすぎじゃないか、もったいないんじゃないかと言い出し、やたらやる気を出して調べては、B大学やC大学なら前期の挑戦校より難易度は落として学びたいことが学べるんじゃないのかなどと私に提案してきました。

それでも私は受験生をもう1年もやるなんて無理という気持ちが強く、なにより諦めなどではなくニュートラルに「A大学行って先生って道も良いよな」と思っていたので、本気でA大学に出願するつもりでいました。

 

でも、あるとき、

 

きよみはこういうことに興味あるんやろ。

A大学やったらその道はここで絶たれてまう。

でもB大学やったら、将来その方向に進まんかったとしても、少なくとも4年はその夢がつながるやんか。

 

そんなふうに言われて、

ああ、あと4年、夢を見てもいいのかも。

と思ったのです。

 

そうして私は後期でB大学に出願することにしました。

 

 

私が言葉だけで思い出して書き連ねた受験期の思い出と表題の言葉が発された状況はあまりにも違うことばかりですが、とにかく思い出したのでここまで書いてしまいました。

 

 

 

 

「夢を、少しの間、みさせてもらえないでしょうか。」

  

彼らのお仕事の重要な要素のひとつとして、夢に向かって前に進み続け、ひとつひとつ目標を達成していく姿を見せることがあると思います。

 

いつかこんなことをしたいといったぼんやりとした夢や、ただの大きな夢ではなく、

この日にこのステージに立つ、という、スケジュールの次元に落とし込まれたみちしるべとして、

2021年4月29日幕張メッセ公演 という決定事項があることが大事なんじゃないかと思います。

 

アイドルって、夢を見せてくれるだけじゃなくて、夢を見る姿を見せてくれて、一緒に夢を見させてくれて、一緒に夢を追いかけさせてくれる存在でもあるんですねぇ。

 

 

 

ちなみに大学受験の結果ですが、後期で出願したB大学に合格した私はバタバタと親元を離れて一人暮らしを始めることになります。

その道に進むかわからない、と言いながら進んだ大学でしたが、結局今はそこで学んだ専門性をおおいに活かした技術職に就いています。

 

 

彼らの前に進み続ける選択そのものが、きょうも彼らを前に進めていると信じて。