選択

 

 

先日推しに送った手紙が、フォーゲルさん(の中の人)の選択についての私の考えをそのまま書いたようなものだったので、このタイミングでほぼ同様の文章を載せてみることにします。

漠然とした憶測を含むのでそういう文章を推しにぶつけるオタクが苦手な方はブラウザバックが吉かも。

 

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MeseMoa.10周年、おめでとうございます。

 

私はフォーゲルさんがこの活動を続けてくれていること、選択してきてくれたことについて思いを巡らせるとき、いつも感じることがあります。

アイドルになってくれて、アイドルでいてくれて、続けてくれてありがとう……そんな言葉じゃ足りない、ということです。

フォーゲルさんがアイドルとして活動することを選んできてくれたことは、それだけの言葉にはつめこみきれない重みがあると私は思っています。

 

 

私が出逢ったフォーゲルさんはもう立派にアイドルを仕事にしていたし、以前のフォーゲル さんのことを私は当然直接みていないけれど、

やりたいことを仕事にして会社で成果をあげていって、同時に踊り手・むすめん。としての活動も加速して……そういった時期がきっとあったんじゃないかと、なんとなく勝手に思います。

 

今の私はフォーゲルさんのファンとして、フォーゲルさんが望む限りフォーゲルさんが居たいところで輝き続けられることを応援したいと思っている立場だから、フォーゲルさんがアイドルになってくれたこと・アイドルとしての活動をここまで続けてくれたことにありがとうと言いたくなってしまうけれど、

きっとそのまま会社につとめていたとしても、フォーゲルさんには幸せとかやりがいとか楽しい時間が待っていたと思います。

というかシンプルに、会社員をやめていつどうなるかわからない仕事につくってどう考えても人生の一大事だし、

想像を悪い方向にふくらませることもいくらだってできるような選択肢だと思います。

 

フォーゲルさんがどんな感覚でこの道を歩こうと思ったのかも、どんなふうにそれが決意や覚悟として固まっていったのかも、何をどれくらい考えていたのかも、私には何も分からないけれど、

私はフォーゲルさんがきっとたくさん悩んだり迷ったり考えたり揺らいだり手放したりしながらひとつの結論に至って決めてくれたそのプロセスに、その時間に、たくさんの感情に、とらなかった選択肢とそこからつながる未来に、敬意をもって、それでやっとフォーゲルさんの選択にありがとうと言えます。

私のありがとうはニコニコして能天気に笑いながら言えるようなありがとー!じゃ全然なくて、何も知らないくせに泣きそうな顔で言う、いろんなものをつめこんだありがとう、です。

 

 

 

アイドルを仕事にしてからもきっとたくさんの選択をなさったことと思います。

私がフォーゲルさんを知ったあたりの時期(2020年の年明け)からも、特に選択の機会は何度もあったのではないでしょうか。

 

フォーゲルさんおひとりだけの話ではありませんが、

ともすれば会社や事業がたちゆかなくなる事態で、そこで何もかも散ってしまったっておかしくなかったと思います。

だけど、いろんなものをなんとかして回避して、どうにか続ける道を歩くことにして。

何かをやるのもやらないのも、きっとたくさんのことに頭を悩ませて決めていく必要があったんじゃないかと思います。

従来のように活動することができなくても、“アイドル”でいてくれて。

いろんなことを投げ出してしまってもおかしくないのに、そうはせずにいてくれて。

 

私達の耳に届く範囲でも、やろうとしていたことができなくなることは何度もあって、

きっと発表もできずになくなってしまった計画もあるんじゃないかなと想像します。

それでもフォーゲルさんは、皆さんは、アイドルを、MeseMoa.を続けてくれたし、

なんなら一歩一歩をより踏みしめるようにして歩いてくれているように感じます。

 

従来通り走り続けることができなくなっても、ただ居るだけでなく強く進んでくれるフォーゲルさんに、やっぱり私は尊敬の気持ちをたくさん抱かずにはいられません。

 

MeseMoa.10周年おめでとうございます。

私のように最近しかみていないファンにも、今いることについて言葉をくれてありがとう。

緑推しをおもって、いろんなことをしてくれてありがとう。

これは私だけの感情じゃない確信があるんですが、フォーゲルさんが「緑推し」って言ってくれること、緑推しは泣くほどうれしいです。

緑推しとたくさん心を通わせてくれてありがとう。

 

 

 

私は先のことをどうこう言うのがあまり得意じゃないから、今は武道館のことも、3月14日に起きる何かより、すでに起きた、“決まったこと”・“発表できたこと”に対して、すごいとかおめでとうとか言いたくなります。

同じように、10年から先のことについても私は何も言えないけれど、この10年、あるいは12年と少しの間、

フォーゲルさんとしてこの道を歩いてきてくれたことに、その過程にあった感情に、思考に、行動に、決意に、敬意をこめて、ありがとうと伝えたいです。

 

 

 

抱えきれないくらいの気持ちを5文字につめこんで、ありがとうって発していることを解説するための便箋n枚(もとい約2000字)でした。読んでくださりありがとうございました。

それでは、フォーゲルさんとフォーゲルさんの大切な人が、心身ともにすこやかにすごせますように。

(あと、梅雨がほどほどでフォーゲルさんのテンションがあまり下がりませんように。)

 

 

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・・・というような手紙をいつか勢いにまかせて下書きして、清書しながら、無意識だったけど歌詞に近いフレーズをいくつも書いているなあと気がついて、それをいろいろこねくりまわしたブログでも書こうと思っていた、んだけど、もういま書くとややこしくてしかたがないからとりあえずこれだけ。